葬儀と火葬と葬儀は、朝9:00からでした。お坊さんのお経を聞いていましたが、正座をしていた旦那はタクさんの事を偲ぶ余裕が段々と無くなって・・・。 そう、足が痺れて来たのです。 ちなみに、奥さまは鼻から横座り。 旦那は悩みました。 やはり、礼儀から言って正座!? でも、タクさんの事を想うためには、身体に負担をかけないアグラ!? いやしかし、喪主がキチッとしないのは・・・ いやいや、心が大切! というか、足が痺れてまで正座する意味あるかぁっ!!! 結局、弱っちい旦那はアグラになりました。 おかげで、タクさんの事を想い出し、偲び、ハラハラと思う存分泣く事が出来ました。 部屋の都合(狭さ)があり、お坊さんの真後ろに居た旦那。 お坊さんは気づいたのだろうか? 一応、焼香の際には正座をして焼香しました。 この焼香、今になってみれば宗派に即さないやり方でした。 浄土真宗では、ただ一つまみ取って、持ち上げずに(おしいただかずに)パラッと焼香すれば良いものでした。 大抵は、喪主のやり方に合わせてやるのですが、何分、旦那自身が喪主。 「では、喪主から焼香を」 と、渡されて正直戸惑ってしまいました。 ゴメンなタクさん。 阿弥陀様の前で恥じかかせてしまったねぇ。 さて、火葬場へ。 行く道沿いに見える桜並木。 まだ蕾すら出来ていません。 この桜並木を親子4人で散歩したかった・・・ ウルウル。 そして、道沿いに見えてくる大きな公園。 この公園で、ザリガニ釣りを教えたかったのに・・・ ウルウル。 ピクニックだって出来たろうに・・・ ウルウル。 沿道で歩く親子の姿。 ウルウル。 もう、何を見てもタクさんとつなげてしまい、その度に涙が出てきてしまいました。 さて、火葬場で最後(生身の身体)のお別れ。 大人の場合、60~90分かかるらしい火葬は、赤ちゃんのためか40分程度で終わりました。 火葬の待合時間中は、夫婦共に泣く事はありませんでした。 終了のお知らせで、骨を拾いに。 小さな大腿骨、細い肋骨がそこにはありました。 でも、骨はしっかりしていたと思います。 奥さまと二人で3,4個骨を移しました。 一応、一番小さな骨壷だったのでしょうが、赤ちゃんの骨を入れるには大きい様でした。 家に帰ると、葬儀屋の方が簡単な祭壇をダンボール(多分、専用の)で作ってくれました。 仏壇を購入するまでは、こちらでどうぞと言う物でした。 この葬儀屋は、特に営業と言うか斡旋を積極的に進めて来なかったので、良かったなぁって思いました。 <葬儀屋さんからの最後のアドバイス> ・49日の法要を今回と同じお坊さんを呼びたいというのであれば、連絡してくれれば紹介します。 ・子供の場合、お骨を直ぐお墓に入れなくても大丈夫。 ・大抵、49日までに仏壇は用意します。 ・浄土真宗の仏壇は・・・・・・・・位牌ではなく、過去帳です。 ・仏壇屋さん数件を覗いて見て、お手頃な良いものを手に入れられると良いですね。 ・もし、仏壇屋さんを紹介して欲しいと言うのであれば、ご連絡ください。 ・相談事あれば、連絡ください。 人から聞いた事のある色んな話によると、どこから聞いたのか葬儀の後には仏壇のセールスがウジャウジャと。 でも、そんな事はありませんでした。 世の中が変わったのか、個人情報保護法のおかげ(施行は4月ですが)か、密葬と言う大掛かりな物ではなかったからか・・・ 祭壇には、タクさんの白木の位牌と写真、そしてお骨が置かれています。 ここまでなってしまうと、奥さまも旦那もそれを見て泣く事は無くなりました。 もちろん、想い出して涙ぐむ事はありますが。 家族葬と言う密葬でしたので、もし、親兄弟が亡くなった際に行う葬儀の喪主とは規模が違うので、その時はまたアタフタしそうです。 でもまあ、葬儀屋とじっくり相談あるのみだと学びました。 また、写真を見ても遺体ほど悲しみが込み上げて来る事は無かったのが、不思議でした。 ジャンル別一覧
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